鏡を通り抜けたら、そこは全てがあべこべな世界でした―――
貴方は気がつくと、真っ黒な世界を彷徨っていました。
貴方には記憶がありません。 自分が何者なのかも、名前すらも分かりません。
真っ黒な世界は貴方以外誰一人としておらず、貴方は不安と淋しさで胸がいっぱいになります。
そんな時、貴方は一人の少年と出会います。
輝く金色の髪に美しい碧眼を持つ少年の名は “アリス”。
“アリス” は貴方を見るなり、貴方を “ありす” と呼びます。
どうやら彼も記憶を失っており、アリスという名前以外何も思い出せないようです。
困った貴方は嫌がるアリスを連れ、再び世界を彷徨います。
やがて、貴方とアリスは水晶でできた大きな大きな鏡を見付けます。
鏡の中は和と洋が混じり合った不思議な世界で、貴方は懐かしさを覚えます。
そうして、貴方とアリスが鏡を覗き込んでいると、通り抜けて鏡の国へと入り込んでしまいます。
鏡の国では、性別が逆転した童話のキャラクターが貴方を “ヒロイン” として迎えます。
鏡の国で各童話のヒロインとなった貴方は、ちょっぴり不思議で歪な物語を、ちょっぴり歪んだ童話の主人公たちと紡ぐことになります。
果たして、この物語の行く末はどうなってしまうのでしょう?
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主人公 有栖 百合花 (ありす ゆりか) ※名前のみ変更可能
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明るく元気な女の子。
頭の回転が早く、立ち回りが上手い。
鏡の国で出会った男性とおとぎ話のような恋をする。
「私はこの手を離したりなんかしない。 だから、一緒に行きましょう?」
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シンデレラ CV:平川大輔
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成り上がりのどら息子。
態度は尊大で、金の力で何でも解決できると思っている。
住居兼喫茶店のオーナーだが、日がな一日遊び呆けており、店は弟たちに任せきり。
だが、内面は硝子細工のように繊細である。
「パーティ費用を出したのは誰だ? この家の持ち主は誰だ? オレだろ? オレ様のものだ。 つまり、オレ様イズルール!」
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赤ずきん CV:前野智昭
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常に厳しい表情をした警察官。
トレードマークの赤いずきんを常時被っている。
冷静沈着に振る舞っているが、ふとした瞬間に崩れることも。
本人曰く女嫌い。
「私がここにいるからには貴方に指一本触れさせません。 なので、今日から貴方を二十四時間監視させていただきます」
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かぐや CV:増田俊樹
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誰に対しても穏やかで愛想が良く、笑顔を絶やさない。
女性の扱いに長け、その結果女性関係は派手である。
関西弁に似た独特な喋り方や風変わりな外見のせいか、周囲から少し浮いている。
「そこの姫(ひぃ)さん。 僕と一緒に遊びましょー♪」
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グレーテル CV:江口拓也
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普段から敬語を使って話す爽やかな優等生。
金持ちの箱入り息子であるせいか、物腰が柔らかで人と接する術に長けている。
だが、慣れ親しんだ相手には本性が漏れ出すことも……。
お菓子作りが趣味で、作り過ぎては人に振る舞っている。
「僕は姉さんをからかう為だったら、手間もお金も惜しみません」
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白雪 CV:蒼井翔太
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自分のことを世界一醜いと思っている美少年。
感情が表に出てこず、言葉数も少ないせいで冷たく見えるが、他人をよく見ており、間接的にならば気遣いを見せることも。
稀に毒を吐くが、本人は多分気づいていない。
「君は俺のことが嫌い?」
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魔法使い CV:羽多野渉
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各物語に必ず現れる謎の青年。
何故か、会う度に違った印象を見せる捉え所のない人物。
何らかの目的があるようだが……。
「魔法使いって何? 魔法使いは魔法使いであって、他の何者でもないのさ」
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アリス CV:松岡禎丞
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各物語に必ず現れる謎の少年。
何事にも興味を持たず、常に無気力。 いわゆる引きこもり。
そのくせ、口達者な毒舌で屁理屈をこねまくる。
世界中を敵に回すような発言をすることが多い。
「……はぁ。どいてくれてありがとう。 君がどれだけ愚かで利己的だとしても、完全に話が通じない人種でなくて良かったよ。 おかげで僕は圧死せずに済んだ」
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オオカミ CV:花江夏樹
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虚弱体質で体力がない、狼耳フードを被った少年。
一見草食系男子だが、中身は男らしい。
「ごほごほごほっ! 悪い……風邪ひいた……」
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猟師 CV:橋詰知久
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謎多き男で、与える印象は冷酷。
突如現れては、ヒロインに助言をしたり敵対したりする。
「俺も仕事の関係上、お前のことをよく知っててな」
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