2020年、日本――
主人公・藤枝ネリは、東京湾を囲む “リングエリア”内の貧民地区で慎ましくも穏やかな生活を送っていた。
だがある日突然、唯一の家族である父親が謎の手紙を残して失踪してしまう。
「櫂宮学園へ行きなさい」
父の置き手紙に従い、私立櫂宮学園に転入するネリ。
しかしそこは、特権階級に属する良家の子女のみを集め、未来の日本を担うエリートを育成する全寮制の名門校。
とてつもなく豪奢だが、絶対的階級制度に基づく “身分差別” に支配された学園でもあった。
階級制度の頂点で、学生を統治しあらゆる権力を有する “女王”。
すべてにおいて優位に立つ、選ばれたエリートたちが属する特権階級 “咲き誇る薔薇”。
最も多くの生徒が所属する平民階級 “名もなきミツバチ”。
同じ生徒でありながら、使用人同然に虐げられ使役される○○階級 “捨て置かれた石ころ”。
そして、そんな絶対的制度に抵抗する生徒により組織された反体制グループ “レジスタンス”。
想像を絶する格差社会の中でネリが出逢う “恋”。
そして、次第に浮かび上がる学園の “真実” とは――!?
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主人公 藤枝 ネリ (ふじえだ ねり) ※名前のみ変更可
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平民階級 “名もなきミツバチ” の 2年生。
貧民地区で暮らしていたが、失踪した父の置き手紙に従って櫂宮学園へ転入することになった。
明るく素直な頑張り屋。 大切に育てられ、まっすぐな性格のために人を疑うことを知らない。
家事が得意。
「今日から私もこの学園の生徒なんだ――」
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ウルトラオレ様王子 鷹嶺 陸 (たかみね りく) CV:浪川大輔
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身長:174cm 誕生日:7月6日 血液型:A型
趣味:バイオリン、怠惰に過ごす 好き:オムライス 嫌い:ピーマン
鷹嶺財閥の御曹司で、特権階級 “咲き誇る薔薇” の 3年生。
特権階級の中でも特に秀でた存在のため “赤薔薇様” と呼ばれている。
傲慢な性格で、素直な気持ちを伝えるのが不得手。
自身に並々ならぬ誇りを抱き、血筋や肩書を重視する権威主義者。
そのため人を小馬鹿にした物言いが目立つ。
気に入った相手には必要以上に攻撃的になる不器用な面も。
「覚えておけ。 俺はおまえなどが気軽に肩を叩いていい相手じゃない!」
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優雅で高貴な王子様 鷺ノ宮 レイ (さぎのみや れい) CV:木村良平
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身長:180cm 誕生日:6月10日 血液型:AB型
趣味:ピアノ、星座鑑賞、機械工作 好き:ぶどう 嫌い:セロリ
公家の血を引く鷺ノ宮家の次男で、特権階級 “咲き誇る薔薇” の 3年生。
陸と同じく学園の中心的存在であることから “白薔薇様” と呼ばれている。
階級問わず誰にでも優しく接するが、なかなか他人に本心を明かさない。
優美な見かけによらず機械工学に高い関心を示し、趣味でロボットを組み立てることも。
「君が一日も早く学園に馴染めるように願っているよ」
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学内随一のプレイボーイ 加地 壱波 (かじ いちは) CV:柿原徹也
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身長:177cm 誕生日:10月22日 血液型:AB型
趣味:映画鑑賞、女の子と遊ぶ 好き:ウニのパスタ 嫌い:羊羹
平民階級 “名もなきミツバチ” の 2年生。
親しみやすい性格でノリも良いが、相手や状況によって露骨に態度を変えるなど、計算高く世渡り上手な一面も。
常にファンに囲まれているプレイボーイであり、彼との恋に破れた女子生徒は数知れず。
演劇部に所属しており、日々演技の腕を磨いている。
「俺のひろーい胸に飛び込んでおいで。 子猫ちゃん」
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階級制度と戦うワイルドな不良王子 七瀬 十矢 (ななせ とおや) CV:前野智昭
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身長:182cm 誕生日:8月8日 血液型:O型
趣味:乗馬、スポーツ全般、読書 好き:スペアリブ 嫌い:特になし
○○階級 “捨て置かれた石ころ” の 2年生で、学園の体制に抗う “レジスタンス” のリーダー。
明るくざっくばらんな性格だが、やや短気。
不正や困っている人を見逃せない性質で、学園に根付いた階級制度や自分たちの存在に疑問を抱いている。
薔薇階級のブレザーを勝手に着用し、学園のルールに真っ向から立ち向かう不敵な姿勢を示す。
「この学園がイヤになったら、俺んとこに来な。 歓迎するぜ」
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無口ないじめられっ子 五十嵐 ハル (いがらし はる) CV:石川界人
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身長:169cm 誕生日:11月2日 血液型:B型
趣味:絵を描く、ものづくり 好き:甘いもの 嫌い:納豆
○○階級 “捨て置かれた石ころ” の 1年生。
無口で素っ気なく何を考えているのか分からないが、たまに口を開くと毒舌家ぶりを披露する。
中性的な外見と相まって、いじめの標的となり怪我が絶えない。
人付き合いはほとんどないが、なにかと話し掛けてくる十矢とはよく一緒にいる。
芸術家肌で絵を描くのが趣味だが、静物画ばかりで人物は描かない様子。
「俺なんかと話しても、いいことなんてなにもないよ」
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ヒエラルキーの頂点 女王 (じょうおう)
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外界から隔絶された学園都市で、階級世界の頂点に君臨する絶対権力者。
教師や生徒たちからは “女王” と呼ばれ、畏怖されている。
学園におけるすべての決定権を有し、教師といえどもそれに逆らうことはできない。
豪奢なドレスとベールに身を包んでおり、本名や素顔などすべてにおいて謎に包まれている。
「皆さん、本日はお茶会にお集まりいただき、ありがとうございます」
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鷹揚で紳士的な学園長 鏑木 蒼一郎 (かぶらぎ そういちろう) CV:置鮎龍太郎
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櫂宮学園の学園長。
世界的な大企業・鏑木グループのトップで、理想の教育を行いたいと この学園を設立した。
非常に多忙な身だが、学園では主人公をはじめとする生徒たちの成長を優しく見守っている。
失踪した主人公の父と知り合いだった縁で、主人公を櫂宮学園に招いた。
「勉学に励み、立派なここの生徒となってほしい。 私の望みはそれだけだよ」
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おちゃめな美形ハーフ教員 エドワード 高崎 (えどわーど たかさき) CV:三木眞一郎
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養護教諭兼カウンセラー。 キャリオット人と日本人のハーフ。
親しみやすいお兄さん的存在で、生徒たちからは “エド先生” と呼ばれている。
誰に対しても気さくな態度で接するため、生徒たちの良き相談相手となっている。
特に女子生徒には甘く、転入したばかりの主人公をなにかと気を遣う。
「やあ、嬉しいねえ。 転入生の噂を聞いたときから、女子が来てくれるといいなーって思ってたんだ」
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薔薇階級を目指す友人 八木沢 萌花 (やぎさわ もえか)
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転入してきた主人公が初めて口をきいた女子生徒。
同じ平民階級 “名もなきミツバチ” の 2年生ということもあり、主人公のお世話係的な存在に。
明るく前向きな性格で面倒見も良く、環境の変化に戸惑う主人公をあれこれフォローしてくれる。
上昇志向が○く、特権階級 “咲き誇る薔薇” を目指し、日々自分磨きに余念がない。
「ふふっ。 私たち、いいお友達になれそうね。」
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姫と呼ばれるエキセントリックな美女 玖珂 参月 (くが みつき)
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特権階級 “咲き誇る薔薇” の 2年生。
類い稀な美貌とややエキセントリックな言動で、一部男子のハートを鷲掴みにしている。
そのため、次々と彼女を “姫” と崇め奉る狂信的な取り巻きが誕生していく。
どうやら鷹嶺陸にご執心の様子だが、アプローチの結果は今のところ芳しくない様子。
「ふふ。 私、女性の友人って少なくて。 こういうのっていいですわよね」
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赤薔薇の座を狙う野心家 玖珂 真一 (くが しんいち)
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参月の 1つ年上の兄で、特権階級 “咲き誇る薔薇” の3年生。
鷹嶺陸をライバル視する言動が目につき、周囲から “赤薔薇” の座を狙っていると囁かれている。
妹をとても大切にしており、彼女の好意を受け入れない陸に対して不愉快さを剥き出しにする。
「まあ、僕にとっては好都合ですが。 女王が知ったらどう思うでしょうね」
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