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“日常系アニメ”ヒットの法則 キネ旬総研エンタメ叢書
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商品紹介
『けいおん!』 『らき☆すた』 『ひだまりスケッチ』 『あずまんが大王』 ……。昨今、 「日常系」 と呼ばれるアニメがムーブメントを起こしている。 「日常系」 とは一体どんな作品なのか? どのようにして 「日常系」 作品は生まれてきたのか? ゲームやライトノベルとの意外な関係とは? 「日常系」 の誕生とその裏側を、社会情勢やサブカルトレンド、メディア環境の変化やコンテンツ市況と関連付けて徹底分析! 日常系アニメ、ヒットのカラクリを解き明かす。
【目次より】
■序章 “わからない”物語
■第1章 “日常系”とは何だ?
数字で見る 『らき☆すた』 『けいおん!』 のヒット/『けいおん!』 の売上は 『アバター』 以上?/「日常系」 の起源 『あずまんが大王』/描かれるのは 「当たり前の日常」/「萌え4コマ」 と“美少女”キャラクター/なぜ物語性が希薄なのか/日常系作品のDVD売上や視聴率は?
■第2章 日常系を生んだ“空気”とは何だ?
ポケモンが牽引した“物語の権威失墜”/物語をなくした 『どこでもいっしょ』/コミュニケーションを目的とする美少女ゲーム/18禁アダルトゲームに見える“日常”/『ラブプラス』 の革新性/(キャラクター描写 > 物語)=アニメ原作向き/オタクの聖地に生まれた新たなアイドル像/21世紀以降のヒットコンテンツに共通するものは?
■第3章 日常系を受け入れた“空気”とは何だ?
動画共有サイトで変わる視聴形態/「データベース消費」 は 「細切れ」 で流通させやすい/“途中参加可能”で敷居が低い/現実そっくりの背景美術/「実体として存在しているか否か」 は問われない?/「セカイ系」 に対する反動としての 「日常系」 ?/彼女は“俺の嫁”だ
■第4章 “日常系”を作り出したのは誰だ?
“多数のヒロイン”の登場/「美少女アニメ」 の爆発的増大/そして、 『あずまんが大王』 へ/『あずまんが大王』 と 『らき☆すた』 をつなぐもの/キャラクターの個性が際立っている 『けいおん!』/『けいおん!』 を作った会社1 → 京都アニメーション/『けいおん!』 を作った会社2 → TBS/『けいおん!』 を作った会社3 → 芳文社
■第5章 “日常系”はなぜ作られた?
低迷する地上波テレビ/物語性の強さは必ずしもビデオグラム販売に向かない/“違和感”の正体/市場傾向と真逆のヒット作 『けいおん!』/「音楽は最高の宣伝媒体」/「声優によるバンド活動」 の話題性、 「本物の音楽」 の追究/作品の評価に関する 「視点のズレ」
■終章 “日常系”がもたらしたもの