テロリストとして追われる日々、もう、乗ってはいけないとわかっていながらも琳のライドバックへの想いは高まる。急転の第5巻。
舞台はGGPと呼ばれる国連に変わる新秩序体制に支配されつつある未来の日本。
天才バレエダンサー母にもつ尾形琳はケガによりバレエの道を諦めたばかり…気持ちを入れ替え新しい大学生活が始まるハズだった。
そんな彼女の前に現れたのは人を模した乗用脚式自動二輪車輌、ライドバックだった。
クリエイターズクリエイターのカサハラテツローが描くSF青春活劇が遂にアニメ化!
【初回封入特典】
●リーフレット4P
●原作者による特別寄稿ブックレット8P(予定)
※上記特典の入った初回版はなくなり次第、通常版に切り替わります。
テロリストの襲撃により、逃亡者となってしまった琳。
だがかつて一度、自分を助けてくれたテロリストはライドバック部の顧問、岡倉との旧知の仲だった。
第09話 「陽だまりの庭で」
非常事態宣言を発令するGGP。武器転用を理由に回収される市販ライドバック。
その抗議に立ち上がる部員たち。真綿で首を絞めようとするようにGGPの強権が警察、市民に圧力をかけていく。
そんな混乱の中、珠代と琳はふたりで珠代の父の隠れ家に身をよせていた。そして、琳は二度とライドバックに乗らない事を珠代に告げるが……。
第10話 「Master of the War」
バレエを諦めた失意の中、ライドバックに出逢い、友人もできた。だが、自分の行動がすべてを奪い去ってしまった。
自分でもおかしいほど鉄馬に夢中になれた理由は「光」の存在だった。天才、バレリーナ尾形遊紀が放った光、ファーゴに乗って見た「光」…。
届かぬ夢への未練の見せる幻影だったのかもしれない。逃走中の琳の眼前に母と自らが立った舞台、国立第三劇場が迫る。