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内容
第11話「あなたに好きと伝えたい」
麻耶と樺恋に自分の過去を素直に話せた深衣奈。3人の絆はいっそう深まったように思えたが、今度は樺恋の様子がなんとなくおかしい。もともとドジッ子・モードの樺恋だったけど、それに拍車がかかっている感じなのだ。また、いつもは深衣奈と一緒に仲良くお風呂に入っていたのに、ひとりで入るようにもなっていた。心配する深衣奈に麻耶は悩みの相談にのってあげたらと言う。お風呂の中では、思い詰めた表情の樺恋が、深衣奈と交わした恋愛同盟の規約を思い返していた。そこに、深衣奈が入ってくるが、入れ替わるように、あわてて樺恋はお風呂を出てしまう。まるで深衣奈を避けているかのように……。そんな樺恋に麻耶が声をかける。何があったのかと。何にもないと言い張る樺恋に、何か言いたいことがあれば深衣奈のように言えばいいと麻耶が言うと、樺恋は「私は深衣奈さんと違います。小野寺樺恋ですから」と珍しく言い返す。しかし、すぐに自分がめちゃくちゃなことを言ったことに気がついて、麻耶に謝り、外を歩いてくるとひとり出ていってしまう。麻耶も深衣奈も樺恋が何を悩んでいるのか見当もつかなかった。だから、まさか樺恋が“真実”を知ったとは、ふたりとも想像さえしてなかったのだ……。
第12話「3人でツインズ」
樺恋が何を思い詰めていたのかがわかり、さらに、麻耶との双子が深衣奈と樺恋のどちらであるかわかった夜、深衣奈が荷物を持って家を出ていってしまった。一晩中、麻耶は深衣奈を捜し、樺恋は家で深衣奈の帰りを待ったが、深衣奈はついに帰ってこなかった。翌朝、深衣奈を心配しつつも、登校するふたり。樺恋が自分の教室に入ると、そこには曖昧な笑顔で樺恋を迎える深衣奈がいた。驚いた樺恋は失神してしまう。深衣奈に心配かけるなと説教する麻耶だが、深衣奈は明後日の方向を見て、何も答えようとしない。そして手紙を麻耶に渡し、その場を去っていく。その手紙には「黙秘します」という文字が書かれてあった。
その後も、麻耶が近づくと、深衣奈は何も言わず、黙秘の紙をひたすら出すばかり。むちゃくちゃイラつく麻耶。でも、麻耶を無視するのにはきっと理由があるのだと樺恋は麻耶に言う。クラスメイトの晴子の家でお世話になっている深衣奈を、自分が連れ戻しにいくと言う麻耶を押し止め、樺恋がひとり迎えにいく。そして、樺恋は深衣奈に話があると言うのだった……。