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ゲオリク・ザベリスク伯爵
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元国王の主治医。今は地方貴族に甘んじる若き伯爵
真面目で融通が利かず、不器用な色男。時に素朴な一言が可笑しさを漂わせる。 王女シルフィの病を治した事から若くして国王やシルフィの主治医を任されるが、体の弱い妹リリスの為、自ら地位を捨て生まれ故郷「ギュントリンク」へ移り住む。しかし、留守中、リリスが魔女裁判で体を〇〇され、その体を取り戻すべく最新医療や錬金術研究の為、首都カーマゼンへ移り住む。
屈○な意志の持ち主で、己の信念の為なら、どんな代償も厭わない。そのせいか敵が以上に多く、常に命を狙われ、また利用されようと付け狙われる。現在の国家医師ブルーノや、ダッシュウッドなど、ゲオリクが逃げ出さないように常に監視している。国家的規模で禁止されている呪術の類や、それに含まれる錬金術に興味を抱き、秘密裏に研究をはじめ、国すらも敵に回す事に……。錬金術をする事により、己の体が純化され、本来持っている魔族の血に目覚め始め、やがて身も心も悪魔と化していく。
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リリス・ザベリスク
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ゲオリクのたった一人の可愛い妹。不幸にも首だけで生きていく事に。
お兄ちゃん子で、動物大好きな女の子。人見知りで大人しい反面、実はサイコな性格。よく遊びにくるサンジェルマンをからかって、よく遊んだり、ミハエルに剣の事を話して落ち込ませたり、ちょっと悪い子な一面もある。好きな事は洋服集めで、ゴシックロリータ愛好家。タロットと黒魔術も好き。
ゲオリクの留守中、突如魔女裁判にかけられ、躯を燃やされ、首だけの姿に……。ゲオリクが悪魔メフィストと契約を交わし、首だけで生きていく事になる。しかし、ゲオリクが研究に没頭するあまり孤独感に苛まれるようになる。地下にひっそりと眠るリリス。兄の血が悪魔に目覚めるのに呼応し、リリスもやがて魔女と化していく……。
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サン・ジェルマン伯爵
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リリスの婚約者であり、若き天才機械工学博士。
優しき性格と殺人兵器研究とのギャップに苦しむ
ゲオリク、ミハエルの幼馴染でもあり、親友でもある、 優しく面倒見のいいお兄さん。国で一番の発明王であり、科学技術省長官でもある。「存在そのものが国家機密」と言われ、常に護衛を付けられているが、そんな事全く気にせず、国内をあちこち探索して回っている。友達が困っていると頬っておけないが、自分と敵対する人間には 意外と残酷にもなれる二面性がある。
肝が据わっていて、ゲオリクより肝が太かったり、意外に無神経な一面もある。人当たりはいいが、本当の自分は滅多に外にださない。 ちょっと茶目っ気のあるヘンタイに変わるときも。リリスの婚約者でもあるサンジェルマンは、彼女が死んだと聞かされ、同様を隠せない。城の研究所に引き篭もって研究を続けている傍ら、ゲオリクの屋敷の掃除は欠かさず行っている。
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ミハエル・ランフト子爵
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近代化していくハードランドにおいて、騎士道精神を重んじる若き近衛騎士団長
皮肉屋で、高慢な性格。気が付くといつも周囲は敵だらけ。腕は国の誰よりも○いと自身があり、近衛騎士団長にまで上り詰めたが、過去に一度ゲオリクに負けた事を未だに根に持っている。交友は広いが、ゲオリクやサンジェルマンは、数少ない”残った親友”。たまに酒が入るとからんで来る。
気前はよく、たまに部下の酒代のツケを払ってやることも。調子に乗って一人で自慢話を始めると、サンジェルマンとゲオリクが 無視して二人で勝手に話始めたりすることもしばしば。ランフト家の末弟で、家督を継ぐ必要の無い分、好き勝手に育ったせいか、物凄い我侭。しかし、週末の教会へ行く事をサボった事は一度も無く、信心深い。ゲオリクへの出会いに運命的なものを感じている。
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ブルーノ・グレーニング
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謎の男。国王に恨みを持ち、暗殺を企んでいる。
ゲオリクの後任として、国王直属の専属医師となった。国王以外にも、城全体の健康管理し、全てを把握している。医師として召抱えられたその実、国王の不老不死研究の為の、お抱えの錬金術師。しかし、国王のお気に入りの立場を利用し、暗殺をもくろんでいる。
ブルーノは、ハードランドに全滅させられた一族の末裔らしい。噂では敵対している魔法王国と通じているらしい…?ゲオリクに、何か因縁があるらしく、常に付け狙い、自分の部下として召抱えようとしている。
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ティモシー・リアリー
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呪術が盛んなフェザーランド出身。実はパラケルススの血統らしい?
ゲオリクが旅の途中で連れ帰った少年。リリスの秘密を知っている。
ひねくれ者で、寂しがり屋。多くの子どもがそうであるように、ゲオリクに対しても調子がよく、干渉を嫌うクセに、いざというときは頼ってくる。家事全般は得意で、使用人向きの器用さを持ち合わせているが、口が悪いので、ミハエルとは犬猿の仲。
自分に関わった人間は不幸になると思っている。自分の家族と言える存在を探している。 一度手なづけると案外従順。 フェザーランド出身で、錬金術の心得があるせいか、ゲオリクに錬金術を教える教師となる。偉大な錬金術師「パラケルスス」の血統らしいが、実は本人なのかもしれないという噂がある。
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ジャン・デスパニエ
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かつては七つの海を渡り歩いた名シェフ。
今は仲間とはぐれ、一人で酒場を経営している。
デスパニエの店の事を知らないカーマゼン住人は居ないだろう。彼の料理の腕は王宮に招かれるほどだ。しかし、本人には微塵の興味も無く、ひたすらに貧乏な人々向相手……に何かをやっている。
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ハードランド13世
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初代ハードランドが呪術の類を禁止したにも関わらず、
裏では不老不死研究と称し賢者の石研究をしている。
情に厚いが、目先のことしか見えておらず、自分と自分の内輪の者が得するように動く。シルフィーが、自分の操りやすい、いわゆる従順な娘でないので、渋っているが、娘のピンチにはよわい、いわゆる一人の良き父親でもある。表向きは呪術や錬金術を禁止しているものの、城の地下では不老不死研究をさせて、自ら千年の王になろうとしている。
国内の呪術の取り締まりを非常に厳しくしている反面、才能のある人間を死んだ事にし、城の地下に半ば幽閉状態で研究させる。ブルーノの才能を非常に評価し、シルフィと結婚させる事により未来永劫、自分の部下しようと企んでいる。
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シルフィー・ハードランド
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国王の一人娘。幼い頃にゲオリクに病気を診てもらい、片想いをしている。
正義感が○く、ブルーノの変質的な所を毛嫌いしている。
おてんばで、行動的な王女。父親に従順なフリをしつつ、もっと奥に息づいている悪意をあばき、父を護ろうという騎士的な女性。マリーンを困らせて、泣き言を言わせるのが好き。でも自分以外がマリーンを泣かせるのは許さない。
困っている者を見捨てる事は出来ず、不正を企てる貴族や役人を悉く毛嫌いしている。ゲオリクに密かに恋心を抱いているが、身分の違いから叶わぬ恋と諦めている。ハードランド王がブルーノと結婚させようと考えているので、なんとか逃げ出したいと思っているのだが……。
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マリーン・ルブロン
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地方貴族の娘でシルフィの侍女
堅実かつ忠実なシルフィーの世話役。おてんばなシルフィーを、少しでもレデイーらしく見せようとあの手この手。真面目だが、ミーハーな面もあり、カッコイイ殿方のチェックに余念がないので、しばしばシルフィーを呆れさせる。シルフィーが時々ゲオリクのことを考えてボーッとしているので、実はチョットやきもち。
シルフィのおてんばっぷりに呆れつつも、実は楽しんでいる事も多く、一緒に悪巧みをする事も多い。騎士団長であるミハエルに密かに思いを寄せている。
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フランシス・ダッシュウッド
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金のある所を敏感に嗅ぎわけ、他人と群れるのを嫌う一匹狼
サンドウィッチ伯爵に仕え、借金をしているゲオリクへ取り立てに来る。そのゲオリクから小銭を巻き上げて、サンドウィッチ伯爵に対して返済先延ばしを交渉する金の亡者。地獄の火クラブの会員でもあり、黒ミサや魔女裁判には欠かさず顔をだし、金の臭いのする所には必ずダッシュウッドの姿がある。裏社会を渡り歩くガイド役でもある。
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ヤン・ファン・リュースブルグ
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呪術の禁止されているハードランドで、錬金術用具を売り捌く闇ブローカー。
占いや交霊術に長け、妖しげな雑貨店「金のガチョウ屋」を経営する謎の男。古びた汚い雑貨店にしか見えないが、 特定の人間にだけ裏の顔である、魔術用具や錬金術用具を売り捌く。何より自分の身の安全を優先し、知った人間か、その紹介のある人にしか商品を見せる事はない。悪魔払い、悪霊払いを得意とし、不穏が空気が立ちこめると独自に動き、霊を静める。
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