磯ロックさんのレビュー一覧
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新たな戦姫の誕生
2019年10月21日 by 磯ロック さん
「魔弾の王」シリーズの新シリーズが続いている中で、さらにもう一作シリーズが始まりました。ブリューヌの辺境の貴族の青年ティグルは、突然自分の故郷に来訪したジスタートの戦姫の副官を務めるリムアリーシャとの知己を得て、ジスタートのライトメリッツへと赴く。
日々研鑽を重ねる中、突如アスヴァールがジスタートの島々に侵攻したとの知らせにリムと共に戦場へ向かう。
そこで飛竜にさらわれたリムを助けようと無我夢中で飛びつき、気づいた時にはアスヴァール島へたどり着いていた二人。
ある村で世話になっていると、アスヴァール兵たちの襲撃を受けるがリムとティグルの活躍で退ける。
彼らの狙いは村で匿われていたギネヴィア王女であり、彼女の口から告げられたのは「300年前のアスヴァール建国の祖であるアルトリウスが蘇り、王位を簒奪した」という到底あり得ない事実だった…。
このシリーズは、著者は川口さんではなく瀬尾さんが担当されていますが概ね作品の雰囲気は変わらないです。
最初のシリーズのメインヒロインのエレンの副官だったリムが、今シリーズのメインヒロインでありファンの方にとっては嬉しいと思いますが、これだと他の戦姫でもどんどんシリーズ化できそうなだけに評価が分かれると思います。
最初のシリーズの時にティグルの幼馴染のティッタが戦姫になるのではと期待もあっただけに、個人的にはティッタもと思っています。
そして、リムが戦姫になりますが彼女が持つ竜具がシリーズのファンならなじみのある双剣であり、その繋がりでラストで出てくるのが「まさか」と思う人物です。
イラストは「凍漣」の美弥月さんとは異なり、川口さんの他のシリーズで担当された八坂さんになっていますが、こちらも登場人物を魅力的に描かれています。
しかし、最初のシリーズで出た「解毒」のイラストをまた見ることになるとは思いませんでしたねw。
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過ちの果ての決着
2019年10月21日 by 磯ロック さん
アスヴァールの内乱に介入したジスタートの指揮官となったミラ達と行動を共にするティグル。アスヴァール島に上陸した直後の戦闘で魔物と遭遇し撃破した直後に、擁立していたエリオット王子の急死という不測の事態に陥る。
やむなくブリューヌが擁立しているギネヴィア王女と組み、ジャーメイン王子打倒を目指すことになる。
合戦を重ね、戦乱に終止符を打つことが出来たものの、そこで明らかになった争いの発端は…。
今回の話は人間同士の合戦がメインで魔物とのバトルは無く、ファンタジー色よりも戦記ものの感じになっています。
イラストもバトルシーンよりも、日常のドタバタwを描いたものが多くその辺りも良いかと思います。
新たな戦姫も一人出ましたが、ラストである人物に絡んできたのを読むとまた何か波乱の展開を予感させる終わり方でした。
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「ご注文はうさぎですか?? 〜Sing For You〜 Blu-ray Disc」(商品ページ)
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相変わらず賑やかで全てがかわいいです
2019年10月15日 by 磯ロック さん
テレビアニメ3期を前に新たなOVAが登場です。音楽会でのクラス合唱のソロパートという重要な役割に選ばれたチノ。
自信がなかったものの、皆からの励ましを受けて引き受けることを決意する。
リゼのどこかズレた特訓や、チノを慣れさせるために開いたカラオケ大会で逆に皆が盛り上がるなど普段通りの日々が過ぎ、音楽会本番を迎え…。
歌をテーマにした話でしたが、原作では短いエピソードもアニメになると色々と盛り込んでより楽しいものになりました。
特に、リゼの特訓が必要なのかと問いたくなるような内容だったり、甘兎庵に何でミラーボールがとツッコミたくなりましたw。
特典も高音質で作中の歌を収録したロムなど盛りだくさんでしたけれど、ブックレットで出演声優さんのインタビューもあるとより良かったと思います。
3期に期待が持てる内容ですし、原作に登場した新キャラが動く姿が見たいと思わせてくれる一作です。
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「キラーマシーン」に非ず
2019年10月15日 by 磯ロック さん
人気作「東京キッド」のアシスタントを勤めながら、漫画家デビューを目指す真一。同じアシスタントで年下の高虎が、別冊であるが読み切りでデビューを果たすことを知り、負けていられないと新たなネームのアイディアを考え決意を新たにする。
そして、もう一つの仕事である悪党に制裁を下す「赤羊」の方にも依頼が届く。
普段は平凡な男だが、裏では多くの人々を手にかけた凶悪な大量殺人○がターゲットの仕事を受け、いつも通りに依頼を完了するはずだった。
しかし、ターゲットが「東京キッド」の大ファンで「最新話が読みたい」と哀願してくる。
いつもなら耳を貸さずに始末していた真一だったが、躊躇いが生じ逃走を許してしまう。
最新話を読むためだけに掲載誌の発売日まで罪なき人々を手にかけ、逃走するターゲットを早く仕留めなければと焦る真一。
訪れた発売日にターゲットとの戦いに挑む真一。そこに現れたのは…。
これまで全くブレを感じさせない仕事ぶりをしていた「赤羊」こと真一が、人間らしい部分を見せたことが印象に残る話であり、そして今回の「漫画あるある」は漫画好きだけではなく、サブカルチャー好きにとっては苦い思いを度々することが取り上げられていました…。
劇中作の「東京キッド」も初めて描かれていましたが、これも作品化したら面白いのではと思います。
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日常を離れて
2019年10月15日 by 磯ロック さん
お馴染みの「ごちうさ」ですが、最新巻ではこれまでの街を離れて旅行に出かける話です。ラビットハウスの一同は「外の世界を見たい」というチノの提案で、春休みに都会に旅行に出かける。
目的地に着いたにも関わらずココアの寝坊で列車から降りそこねたことを皮切りに、ホテルに先に着いたリゼたちも様々なトラブルに遭うものの、見分を広める旅が始まる。
初めて見る景色、知り合う人々、久々に会う家族と、多くの感動と喜び、楽しみを得ていくのだった…。
今までの街とは違う舞台ではありますが、これまでと変わることなく賑やかで楽しい日々を描いています。
新しいキャラたちと出会いますが、この先チマメ隊やリゼが進学で離れ離れになるだけに、新キャラたちが同級生になる布石かもしれないと思うと、この先の展開も期待できます。
いずれにしても、この「ごちうさ」がまだまだ続くことは間違いないと確信した巻でした。
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儚く散った未来
2019年10月01日 by 磯ロック さん
ドイツがソ連に侵攻して一年、戦闘機乗りとして実戦に挑むナージャ達にドイツ軍の機密入手の命令が下る。しかし、ドイツ側はそれを阻止すべく戦闘機部隊が出撃し、戦闘が始まる。
そんな中、父を奪ったソ連への復讐を誓いドイツ軍パイロットとなったイヴァン、そして彼の幼馴染であるナージャの二人は戦闘中に一瞬の邂逅を果たす。
互いに「まさか」との思いを打ち消し、ナージャ達が機密入手に成功することで戦闘は終わる。
しかし、その功績は上層部が機密を「偽物」と決めつけたことで無かったことになってしまい、さらには戦闘の経緯が仲間同士の信頼関係に影を落とす。
それが、一人の仲間の運命を狂わせることになり…。
空戦シーンは見どころが十分にあり、戦争の実情等も描けていましたが、ここで完結となってしまいました…。
史実をベースにしているだけに、バンバン敵機を落として大活躍という話ではないので爽快さは無いですけれど、戦争の過酷な面がよく分かる作品でした。
訓練の様子や当時の食事等、もっと盛り込んでみても良かったと思います。
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「魔法少女ならぬ魔法中年が世界の平和を守る事になったようです」(商品ページ)
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身体は美少女、中身は男!?
2019年10月01日 by 磯ロック さん
よくある魔法少女ものかと思いきや、実はTSの要素が入っています。異世界から人間界に侵入し暴れまわる魔物退治を担う魔法少女に適した人間を見つける為、人間界にやって来たアンジェリカ。
彼女は捜索を行うものの、○い魔力を持つ者が見つけられずにいると魔物が出現し暴れ始める。
そんな中、ようやく見つけた人物が魔法少女「ミラクルシュガー」に変身し、瞬く間に魔物を撃破する。
ピンク色のコスチュームに愛らしい顔のシュガーだが、その正体はバーコード頭の中年オヤジサラリーマンが変身したものだった。
やがて、もう一人の真面目な魔法少女マジカルパティーが現れ、互いの考えがぶつかり合う中、最大のピンチがやって来る…。
可愛い魔法少女が中身はオッサンという衝撃の一作ですがw、本編は男性が女性の身体の感覚を味わうことの描写が良い出来ですし、挿絵も申し分ないものです。
ストーリーを盛り上げるために、もう一人くらい魔法少女を出しても良かったかもと思います。
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「爆笑」か「引きつった笑み」、あなたはどっち?
2019年10月01日 by 磯ロック さん
海の中の国のお姫様である人魚のエラ。ある日、お友達であるいたずら好きのカツオの「鰹男」が人間に釣られてしまうという悲劇を知る。
弔うべく、地上に出かけ魚料理の店でカツオのタタキに変わり果てた鰹男と対面する。
手を合わせ、店を出ようとするが「食べないと、カツオも成仏できない」と隣の客に言われ、一口食べる。
その美味しさに「ごめんね」と涙ながらに謝りながらも、舌鼓を打つエラ。
そこから、魚料理の美味しさと共食いの苦悩の狭間で揺れ動く日々が始まる…。
作品によっては魚を食べる人魚もいたりしますが、この作品は魚を食べることに罪悪感を感じる人魚を主役にしたコメディで、なおかつサイコな一作です。
ストーリーがあんまり重くならないようにしていて、特にギリギリ感のあるパロディを多く盛り込んでいるので、そこは笑えることは間違いないですw。
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もう少し工夫があれば…
2019年10月01日 by 磯ロック さん
収録されている作品のほとんどが「○○もの」ばかりであり、他は時間停止ものとストーリーのバリエーションが少なかったのが残念でした。また、元がケータイのカラーコミックなのでモノクロ印刷に合うように修正していればと思いました。
後は、本編で最近よく使われている「断面図」を使う等すれば、もっと引き付けられたのではないでしょうか。
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究極の選択 [Getchu.comで購入済み]
2019年09月28日 by 磯ロック さん
遥か未来の居住空間「アルコロニー」はゆるやかに滅びの危機に瀕しており、それらの探索を行う姉の技官チコとロボットの姿をしている弟ピノの二人。あるアルコロニーで出会った兄妹は、妹の方が不治の病を抱えていてその発作に苦しめられる毎日が続いていた。
兄が他の技官から託された生命維持装置を使うかどうかの瀬戸際の中、妹が決断し、それを見届けたチコは旅を再開する。
だが、ある扉を開けた途端に攻撃を受けてしまいチコをかばったピノが大ダメージを受けてしまう。
処置しなければロボットの中のピノの人格が消えてしまうという危機に陥り、自身も負傷しながらも処置を行おうとするチコだったが…。
病に苦しむ兄妹の絆ゆえの辛い日々と、どちらも選んでも残酷な選択である決断が、心に響く巻でした。
そして、主人公の二人もまた過酷な運命に見舞われていたことが分かり、二人のユーモラスなやり取りも辛さを紛らわせるものなのかなと思います。
一方で、1巻で登場したロボットたちに関係があることが出てきたのと、カバーを外した裏表紙にある人物たちの手紙が書かれていますが、世界が崩壊に向かっている秘密の一端に迫るものなのは間違いないと考えられるだけに、この先の謎解きも楽しみです。
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英雄登場
2019年09月28日 by 磯ロック さん
サッカーでの八百長試合を成立させるための要員「ピッチディラー」として密かに活動する新堂たち。「組織」からの指示はかなりの困難を伴うものもあったが、全ての試合で達成していた。
指示役の安藤は、さらなる手としてある男を呼び寄せる。
それは「英国最後の英雄」と呼ばれ、現役引退していたベック選手であり、メンバーに加わった彼は早速成果を挙げた。
次の試合は、新堂が中学時代に共に全国制覇をした幼馴染の羽賀が主力のチームだった。
試合前日に彼と再会した新堂は、ある情報の提供と引き換えに八百長を持ちかけられる。
「組織」からの指令は勝利だったが、羽賀から情報を得るためには負けなければならない中、新堂は…。
新キャラも登場してきましたが、サッカー好きならピンと来るようなシーンもあり、より楽しめます。
一方で「勝負の世界はエグいなあ」とも思わされますがw。
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「田舎のホームセンター男の自由な異世界生活 2」(商品ページ)
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停滞した世界を「カイゼン」
2019年08月24日 by 磯ロック さん
「異世界をDIYで変えていく」一風変わったストーリーの2巻目です。兎人族の村の改善の為の材料探しの旅に出たマサル。
海辺の村にたどり着いたが、そこはゴブリンの群れによる襲撃の最中という最悪のタイミングだったものの、少年時代の剣道、ボクシング経験と異世界入りで得たスキルで撃退する。
村を救ったが、その村は元々はメイ達兎人族が住んでいた場所であり、人間の侵攻で奪われたものだと知る。
真実に激昂したマサルは、○○にされた獣人たちの解放を要求すべく、村の救助に駆けつけてきた騎士団の拠点の街へ向かう。
そこで、騎士団長ランスロットに直談判し、自身の知識で街の環境改善を対価に獣人解放と互いの侵攻の禁止を取り付けようとする。
それに対し、ランスロットは「私と決闘し、勝利すること」を条件に持ってくる。
マサルは街を改善するべく身を粉にして動き、ランスロットとの対決の日を迎えるが…。
異世界ものは数多くあれど衛生面、とりわけトイレの問題をキチンと取り上げた点でもリアリティがあると思いますし、この巻ではランスロットとのバトルがメインでしたが、身近な問題を解決することも地道なことながら世界を救うことに繋がっていく話の流れが良いと感じました。
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「田舎のホームセンター男の自由な異世界生活 1」(商品ページ)
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DIYが世界を救う!
2019年08月24日 by 磯ロック さん
定番の「なろう系異世界もの」ですが、「世界を狙う魔王や○大な国家と戦う」という話ではなく、「戦闘以外の方法で身近な所から世界を変えていく」ストーリーの作品です。田舎のホームセンターが職場のアラフォー独身の優(マサル)は、仕事を通して様々なことに精通し頼られていた。
そんなある日、突然地球とは異世界の「アルステイティア」を治める女神「ビクティニアス」によって召喚される。
地球の神との賭けに勝った彼女がマサルを選び自身の世界に送り込むことになり、その際に11個の「スキル」を得られたが、ほとんどが戦闘向きでは無いものばかりでアルステイティアに着いた途端に襲われたホブゴフリンとの戦いもあわやという有様だった。
その時助けた兎人族の少女メイの村で世話になることになったマサルは、村の環境改善を申し出る。
ホームセンター勤務で得た知識、そして戦闘向きではない「伐採」「石工」等のスキルが役立ち、環境が大きく改善される中、さらなる改善の為の材料探しに旅立つことになり…。
バトルもありますが、そちらよりは地道な作業によって人々を救っていくというストーリーは様々な知識も披露されることで、読んでいて面白いと思います。
作中でも出た某アイドルグループの「村づくり」「島づくり」のようで、まだまだ色々な要素で話の幅が広がりそうですね。
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「一人の真実」より「百人のウソ」
2019年08月24日 by 磯ロック さん
「戦後の『戦争』」を描いた一作で、色々と考えさせられるストーリーです。戦争が終結したものの、二大大国に挟まれた共和国に安息の日々は遠く、とりわけ東部は深刻な状況だった。
闇市で武器が簡単に買え、軍用麻○の蔓延で不安定な東部に、ヨランダ達「オペラ座」が乗り込む。
目的は麻○密売組織の一掃、ならびに背後関係の洗い出しであった。
現地の連邦軍が関与していることは明白であったが、連邦側は合同調整局の女傑ディアナがマスコミの買収、脅迫等あの手この手を繰り出し隠蔽を図ろうとする。
もう一つの大国である王国側も様々な工作を行い、真実とウソが激しく交錯していく…。
「外交とは笑顔で握手しながら、後ろ手に短剣を隠し持つもの」と言われていますが、それを地で行くさらにエグい展開になってきました。
とりわけ、新キャラで教会のシスターを隠れ蓑にした王国側のスパイ、テレサが登場してきますが、これはヨランダ以上のヤバいキャラになりそうな予感がしますw。
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至誠を問う戦いの始まり
2019年08月24日 by 磯ロック さん
異世界に転移した日本が国交を樹立した「クワ・トイネ国」に侵攻し狼藉を働く「ロウリア王国」。対話による解決は到底望めない中、日本は自衛隊派遣を行う。
海原を埋め尽くすロウリアの大軍に立ち向かう海自の艦艇群は、イージスシステムの全力を発揮して大挙襲来したワイバーンと帆船を撃破し退けることに成功する。
しかし、なおも侵攻をあきらめないロウリア側は陸路からの進路に切り替え、城塞都市エジェイに迫っていた。
陸自、空自も加わり、クワ・トイネの人々を守る為のさらなる戦いに挑むことになり…。
コミックサイトでのパソコンによる閲覧を意識しているのか、ページをまたがる見開きの絵が多く「ここで使わなくても」と思うシーンもありました。
それでも、炎を吐く神竜のイメージの時は正にピッタリで迫力が感じられました。
中世の軍隊に現代兵器で無双する展開なので「弱き人々の為に戦う」ことをメインに押し出しているストーリーはプラスだと思います。
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作者の「好きなモノ」をてんこ盛りにした一作です
2019年08月24日 by 磯ロック さん
メイドを題材にしたアダルトコミックでありながら、車とアクションにエロ以上に力を入れているのではと間違えそうなw一冊です。以前の単行本で描かれた某走り屋漫画のパロディ作品と、ハリウッド映画のような何でもアリの二つの話で構成されています。
「試作型○襲型戦闘メイド セリカちゃん!」
メイドロイドが一般的になった時代、その権威とも言える長谷川博士が謎の組織に囚われ、自作の新型戦闘メイドロイドの起動を要求される。
博士を救出に向かったのは、博士が持てる知識と技術をもって作り上げた戦闘能力抜群のメイドロイド、セリカだった。
救出した博士と共に湾岸線をシボレーで激走するセリカに、組織の追っ手が迫る…。
「最速!送迎メイドバトル!2nd Stage」
御曹司の恭介に仕えるメイドの久美は抜群のドライビングテクニックの持ち主で、恭介の幼馴染のメイドのケイコと色々と張り合う日々が続いていた。
そんな折、恭介の屋敷に新しいメイドのカリンが雇われる。
穏やかで良く出来た娘だと見えるカリンだったが、彼女は歪んだ「想い」を久美にぶつけてくる。
カリンは久美に対してダウンヒルバトルを求め、久美は受けて立つことになり…。
エロだけあればいいと言う人でもカーチェイスや走り屋バトルは見せ場をしっかりと作っていますし、その合間とラストでエロはガッツリとw描かれていますので読み応えは十分です。
しかし、セリカちゃんの博士は「天才だけどアホだw」と思うオチでしたw。
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デビュー作からも良い出来です
2019年07月12日 by 磯ロック さん
「求愛エトランゼ」ですっかり気に入ったホムンクルスさんの単行本を逆の順番で読みましたがw、このデビュー作も素晴らしいものでした。いくつかのあらすじを書くと…
「ホームメイト(前後編)」
父の夜逃げで学校を辞める主人公が意中のヒロイン姫子に告白すると「一緒に住まない」と誘われる。
こうして姫子の知人の花苗の家でルームシェア生活が始まり、姫子と思わぬ形で関係を持ったものの…。
「高円寺棗の事件簿」
探偵事務所のアルバイトの棗は、正式採用を目指して浮気調査をすることになる。
しかし、下手くそな尾行が調査相手に気づかれ、やむなく親密になって探ろうとするが…。
「バードケージ」
母の代理で親類の葬儀に出席した主人公。そこで、親類の隠し子である凛から「○○された結婚相手に処女を捧げたくない」と
セックスの相手を頼まれる。依頼をしてきた凛の真意は…。
「Fake!」
ナンパされ続けたことで男嫌いになった従妹の可憐から、恋人のフリをしてくれと頼まれている主人公。
口より先に手が出る可憐に辟易していたが…。
「海に咲く」
恋人にフラれヤケ酒の主人公に同じ境遇の女性さくらが同情し、意気投合した果てに海辺の宿に同宿することになってしまう。
最初は遠慮していた二人だったが…。
「バートケージ」「ホームメイト」「海に咲く」は、ヒロインの心情をきちんと表していてエロさと共に見どころがありました。
残念ながらこのサイトでは書籍版はもう買えませんが、DLげっちゅ屋の方で電子書籍版が出ていますので、まだ利用したことが無い方はサイトと共にオススメ致します。
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愛とは過激なもの
2019年07月12日 by 磯ロック さん
表の顔は漫画家を目指すが、いいアイディアが出ずアシスタント稼業に追われる日々の真一。裏の顔である暗殺者「赤羊」の仕事は悪を容赦なく断罪し続けていて、ペアを組んだ「白い鴉」のピンチを救うほどだった。
そんな彼の前にアシスタント仲間として「白き鴉」こと高虎が加わる。
互いに連載を目指すだけに仕事場であわや一戦となりかけるが、共に腕を磨くことを誓う。
そんな折、真一たちに「仕事」を提供する組織から関わりのある暗殺者たちが行方知れずだと知らされる。
やがて二人の前に現れたのは漫画に出てくるキャラの恰好だけでなく、技さえも完コピしてのける凄腕の殺し屋グループの一員だった。
彼らはある一大ブームを巻き起こした漫画家を襲った悲劇が発端となって生まれた、漫画を愛し、それ故に漫画を貶める者たちに死の制裁を加えるのが信条のグループとの闘いが幕を開ける…。
主人公の良きライバルが登場し、さらに○敵という鉄板の展開になり、その合間に出てくる「漫画あるある」や名作のパロディ等もいいアクセントになっていて楽しめます。
「必殺仕事人」や「闇狩人」に惹かれた人たちにオススメです。
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「魂インサート 下巻 神様の身体へおじゃまします」(商品ページ)
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人は神になり得るのか [Getchu.comで購入済み]
2019年07月12日 by 磯ロック さん
他人に憑依できるアプリを手に入れた直人は、義妹との体験に味を占めて今度はクラスメイトをターゲットにする。最初は突っかかってきた美貴の体で自慰を楽しみ、その友人のアリサに憑依して真面目でおとなしい彼女の思わぬ秘密を知ることになる。
元の体に戻ると、そこには憑依アプリを作り出した神様が待っていて「アプリを返してもらう」と告げる。
せっかくの力を奪われまいと隙を見て直人は…。
時間が短いために駆け足になっていますが、3人のヒロインの痴態は十分に描かれていますし、男口調での演技もなかなかのものでした。
ただ、やはり時間を長くするかもう1巻出してじっくり描いてほしかった所もあります。
原作であった、神様の力を得た主人公が憑依したヒロインたちの体に変身して楽しむシーンもアニメで見たかったですね。
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旅はまだ終わらない [Getchu.comで購入済み]
2019年07月12日 by 磯ロック さん
好きなサッカーチームの応援をしながらグルメと旅を楽しむ女子2人旅を描いたシリーズの完結巻です。今年こそ昇格を目指す千葉のアウェイ応援に全国津々浦々を巡るエリとハルカ。
さらには推しメン選手を追ってN3、土日連続での観戦もと楽しむ日々。
そして日本最南端でのアウェイにもと、まだまだ2人のサッカー愛は続いていく…。
グルメ紹介の基本はスタジアムで売られているグルメ、「スタグル」でしたが他にも色々なグルメを取り上げていましたし、
観光地もメジャーな所からあんまり知られていない場所もあって多彩な内容でした。
そして2巻の「ガールズ&バスター」を皮切りに、各巻で様々な作品のパロディwを取り上げ「本家」も反応したりとありましたが、この5巻では
水戸編で「ガルバス」が再度登場し、沼津編での「Aiアイブ サンライト」wと変わらず攻めていました。
能田先生の次回作もサッカー漫画なら、こうした流れから今度は「聖地巡礼」をメインにした話が見たいですね。
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羊たちの痛みを知れ
2019年05月30日 by 磯ロック さん
朝倉真一は漫画家を目指すものの考えたネームはボツだらけで、気苦労の多いアシスタント生活だった。皆から「アサシン」と呼ばれている真一は、アシスタントの合間にある組織からの依頼を受けターゲットの悪党どもを始末する本物のアサシン、暗殺者をも生業としていた…。
今でも続編が出るほど人気の「闇狩人」を彷彿とさせる作品で、日常の冴えないアシスタント生活と「赤羊」として悪党に鉄槌を下すアクションとのギャップが、時に妙な面白さを生んでいます。
表、裏どちらでもライバルとなりうるキャラも登場し、どういう展開になるのかと楽しみです。
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新たな地での戦いの始まり
2019年05月30日 by 磯ロック さん
「魔弾の王と戦姫」の新シリーズで、3巻目から前作の7巻で登場した地に話が移ります。ティグル達は、偽の戦姫エレンによる混乱に乗じてジスタートに攻め込んだアスヴァールの指揮官エリオット王子を捕縛する。
それを利用してジスタートは、エリオットの兄ジャーメイン王子との内乱に陥っているアスヴァールへの介入を決断する。
遠征軍の指揮官として選ばれた戦姫ミラとソフィーと共にアスヴァールへ上陸するティグル。
そこで彼は故郷ブリューヌの黒騎士ロランと遭遇する。
ブリューヌも王女ギネヴィアから助力を求められ内乱に介入してくるが、戦乱の最中の新たな魔物の出現、さらには思いもよらぬ事態が起こり、ティグル達が選んだ道は…。
今回は新たな戦姫は登場しませんでしたが、その代わりに前作で登場した国が早々と舞台になり、展開がコンパクトかつスピーディーになっていると感じました。
さらには前作ではティグルとの対決を余儀なくされ、早々に退場さぜる得ない展開が読者から惜しまれた名キャラのロランが大きくストーリーに関わるようになり、1巻に続きティグルとの共闘が期待できるのもポイントです。
そして、ティグルの弓や戦姫の竜具に続いて新しいアイテムが登場する等、前作との違いをしっかりと出すような内容で、後は残り3人の戦姫がこちらではどう描かれるのかが期待です。
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「滅び」から「希望」を探し出す旅
2019年05月26日 by 磯ロック さん
緩慢な滅びが進む世界を舞台にした「日常+旅」ものといった一作です。「アルコロニー」と呼ばれる多くの居住空間によって構成されていた世界は、大昔の戦争後から緩やかで確実な滅びが進行していた。
その原因を調査する技官であるチコ、そして弟のピノは残されたロボットから「コア」を回収すること、そして同じく技官で行方不明となった母を探す旅への第一歩を踏み出す…。
「少女終末旅行」のような作風で、技術の進歩で人間のようなロボットも普通にいる世界ですが、今回の話では出会うのはロボットだけです。
それでも人間味あふれるロボットとの出会いと別れはしっかりした世界観やよく描きこまれた風景と相まって、心に響くストーリーとなっています。
世界の全容、そしてその世界を救う術があるのか、最後までじっくり描きこんで欲しいと思います。
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「人間」の戦いを描いた「戦車もの」です
2019年05月26日 by 磯ロック さん
ガルパンでよく知られるようになった第二次大戦期の戦車を通して、男たちの矜持を描いた作品です。3本のオムニバスからなっており、ある理由から「命令無視」を繰り返したソ連兵が行く手を阻むドイツ軍の巨大戦車排除に挑む話は、小林源文先生の有名なあの作品の「リメイク」とも言え、どの話もやるせなさがありますが、例え戦いに敗れても大事なものを守り抜くことの意味を感じさせる一作です。
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「体当たり」の恋愛が一杯!
2019年05月22日 by 磯ロック さん
新刊「求愛エトランゼ」が良かったので、つられて前刊のこの作品も手に取って見ましたがこちらもよい出来でした。こちらも様々なシチュエーションのカップルが登場しますが、仲の悪い兄妹と見せておいて実は…という変化球な「兄妹もの」や叔父と姪(ただし血縁関係はない)の「年の差カップル」など定番から、「実験」名目である女性から「他の女性を抱け」と言われて実行する羽目になるというひねった話もあり、どれもエロさとストーリーも上手く一読の価値有りです。
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ミス・トバ
2019年05月03日 by 磯ロック さん
今回は野クルのメンバーとリン、斎藤、あかり、鳥羽先生を加えた大所帯での伊豆キャンプの話となっており、内容的にかなり規模が大きいため、子の巻ではキャンプ場に向かうまでの話という感じになっています。かなり旅行感の○い話になっており、ある意味今までと違う感じで個人的にかなり面白かったです。キャンプ描写は次回に持ち越しですが、盛り上がる感じでよかったです。
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エロ以外の部分にもセンスあり
2019年05月03日 by 磯ロック さん
一時期休載していたホムンクる先生の久々の新刊ということで楽しみにしていましたが、期待以上の中身で興奮しました。中身の内容に関しては、今迄の作品同様に寝取られや○○○描写のような、少し暗めな世界観の話は一切なく、全て純愛ものになっているので誰でも楽しめると思います。どの話も続きが気になるようなものばかりで、一つ一つの恋愛描写が濃密なのもかなり楽しめました。
話自体も毎回設定が違うので、様々なシチュエーションが楽しめ、色々なキャラがいるのでどれか一つは感情移入できると思います。
そして、必ず今まで発行された単行本2冊にもある、シングルマザーものもあるので母好きをも網羅しているといって過言ではないです。
絵もどんどん進化している印象なので今後も楽しみになりました。近年のエロマンガの中ではダントツの良さです。
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昨日の嫁が今日は敵!?
2019年03月01日 by 磯ロック さん
魔弾の王と戦姫」の新シリーズの続巻です。国王の命を受け、隣国ジスタートへ赴くことになったティグル。
親しい戦姫のミラとの再会を互いに喜ぶが、訪ねていた戦姫の一人であるエレンことエレオノーラと出会う。
元々相容れないエレンと、想い人のティグルが打ち解ける様子はミラにとっては憮然とするものだった。
後日、面識のある戦姫のソフィことソフィーヤが二人を訪ねてくるが、彼女は負傷していた。
「会見をするはずのエレンに突然襲われた。偽者の可能性がある」とソフィーから告げられ、さらには本物のエレンが行方不明だと知る。
エレンが探索に入った森へ向かったティグル達が、そこで見たものは…。
前作のメインヒロインでパートナーだったエレンが本格的にストーリーに絡みますが、設定が変わってはいるもののティグルとエレンとの交流はラッキースケベwもあって微笑ましいことは変わりないです。
ティグルだけでなく、前作では引き立て役で終わっていたキャラ達にもスポットライトが当たっていて、見どころが増えていると思います。
今シリーズは今の所は「合戦」よりも「魔物とのバトル」が重視されていて、ここからどうストーリーを広げていくのかと、未登場の残り三人の戦姫はこちらではどう描かれるのかが楽しみです。
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「オペラ座」の「狂人」
2019年03月01日 by 磯ロック さん
原作が「○○戦記」のカルロさんのコミックで「平和」の裏側での暗闘を描いた一作です。二大大国に挟まれた共和国は、大国同士の戦争に巻き込まれ戦火が収まったものの、多くの問題を孕んだままだった。
その「平和」を維持する為にあらゆる手段を厭わない「オペラ座」、又の名を「売国機関」と呼ばれる独立大隊が存在していた。
実質的リーダーであるヨランダの元に補充要員として、士官学校主席のモニカが配属されてくる。
彼女はそこでヨランダ達による徹頭徹尾、苛烈かつ狂気に満ちたやり口で「平和」を築き上げる「戦い」に否応なく巻き込まれていく…。
「○○戦記」の容赦なさっぷりがこちらでも健在と言わんばかりの作風ですが、場面によって丁寧なタッチと書き殴ったかのような荒々しいタッチの絵でメリハリがついていると感じました。
作中で多くの「正義」が叫ばれ、それ故に衝突が続くのを見ていると「正義」という言葉は一番意味があやふやなものだと感じる作品です。
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絶望を打ち破る戦いに挑む少女たち
2019年03月01日 by 磯ロック さん
第二次大戦時にソ連に実在した女性だけで構成された航空部隊をモチーフにした、戦記ものです。ウクライナに住む少女ナージャは、女性パイロットのラスコーヴァに憧れ自らもパイロット技能を持ち、幼なじみのイヴァン、スラーヴァも呆れるほどの「飛行機バカ」ぶりだった。
平凡な日々はドイツ軍のバルバロッサ作戦による侵攻で終わりを告げ、瞬く間に家族と故郷を失い、イヴァン、スラーヴァも行方知れずとなってしまう。
悲嘆と絶望に暮れるナージャだったが、ラスコーヴァの呼びかけに応じ「女性による空軍部隊」に加わり、パイロットとして戦いに赴く。
敵であるドイツ軍パイロットの中に、イヴァンがいるとも知らずに…。
出だしこそラプコメっぽい感じですが、戦争が始まると悲壮感に溢れ、激しい空戦シーンや上官との衝突等、シビアな「戦争の現実」を見せつけられます。
今の所ナージャの戦友は健在ですが、独ソ戦も凄まじい犠牲を出した戦いだけに最後まで無事でいられない可能性大だと読んでいて思います…。
少年漫画の熱血感と、少女漫画の繊細さ両方が上手く合わさっていて、ぜひ一読をオススメします。
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